日本を急成長させた日本的思考とは?企業に対する忠誠心と組織力

戦後日本の高度経済成長に至った日本的思考の真髄とは?

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高度成長時の日本的思考

 

日本人の働き方というものは、良くも悪くも戦後の日本を支えてきました。

 

現在は中国に抜かれ世界第3位に転落しましたが、それまではアメリカに次いで世界第2位の経済発展を戦後の混乱の中から成し遂げた日本人は海外でも高く評価されています。

 

今考えてもやはりあの大戦争の直後に立ち直り、復興を成し遂げ、モノづくりなどを中心に経済発展を成し遂げた日本の底力というものは、並大抵のものではなかったといえるでしょう。

 

1950年代~70年代まで国内GDPが年10%という少し前の中国のような急速は発展を見せた時期がありました。

右肩上がり

 

いざなぎ景気からバブル景気がはじけるまで、日本経済は右肩上がりに上がり続けました

 

これは偶然にできた産物ではなく、日本人の持つメンタリティや日本的思考があったからこそ達成されたものだといわれています。

 

もちろん、それを支える背景はあり、戦前のような戦争に富を集中させ、朝鮮半島などの赤字つづきの植民地に対する投資といったこともなくなったので、その成長エネルギーを自国の経済発展にだけ費やせたのももちろん大きいです。

 

特に平和憲法があることによって日米安全保障条約を締結しているので、防衛にかかる負担が最小限になることによって、経済発展その1点にのみ邁進でき、さらに朝鮮戦争特需まで得られたという要素も大きかったことは確かです。

 

しかし、最も大きい要素は戦後の日本の工業化と、日本人のモノづくりの精神勤勉でまじめな国民性が合致したことはいうまでもありません。

 

 

 

日本の終身雇用制度

 

やはりその中で日本人のマインドで大きなウェイトを占めていたのが終身雇用制度です。

 

日本人が企業に長く雇用されて、技術やスキルを蓄積させることで、安心して働くことができたことが大きかったでしょう。

 

終身雇用という長期雇用制度に守られれば、人は安心して仕事に没頭することができます。

 

日本人は、忠誠心の高い民族性をもともと持っているので、こういった大きなシステムに組み込まれると強く、組織としても機能しやすくなります

 

それは1950年代からの世界的システムや金融の流れ、工業化などと上手く合致できたといって良いでしょう。

 

 

日本の高度成長の理由はいろいろとありますが、そのさまざまな要素に日本人の勤勉さや真面目さ、働くこと自体が好きというメンタリティーとの相乗効果により大きく発展できたといっていいでしょう。

 

しかし、今や終身雇用の壁が崩れ、非正規雇用が拡大するという企業に対する忠誠心といったことが実現できない時代になっているのも事実です。

 

より多様な働き方が模索される中で、どのような働き方のモデルを提供するかが求められています。